正しくもない、間違いでもない、ただ取捨選択をしたい

コミカライズの連載が一通り出揃った『ヒプノシスマイク』。

TDD編の騒動が起きてから、大分日が経った。

最初の頃より騒動の波は緩やかになったように思うが、まだまだ、落ち着きはしないようだ。

予定されていた三誌の一話も出揃い、自分の身の振り方を決めた方も多いんじゃないかと思う。私も、そんなうちの一人だ。

今回の記事は、最終的に自分が決めた、コンテンツとの向き合い方をまとめるために、書いていきたいと思うよ。

前回よりも、ずっと独り言みたいな記事になると思う。

でも、もし今「自分はヒプノシスマイクとどう付き合っていくか」を迷っている人がいた時、少しでもその整理のお手伝い、もしくはヒントになればいいなと思って、こうして見える形で書く事にしたよ。

結論から言うと、私は

「楽しめる部分(主に楽曲)は引き続き楽しみ、不安要素の強い部分(コミカライズをはじめとした脚本・公式の運営方針)は一定の距離を置く」

ことにした。

もしかしたら、「楽曲を支持することは運営方針を支持することだ」、もしくは、「シナリオに不安要素があるならば楽曲を楽しめるわけがないじゃないか」、と思われるかもしれないけど、

今回の件、私は、曲を作ったアーティストには何も非がないと考えているよ。

このコンテンツの現状を否定したいならば、一番いいのは、もう公式に一切お金を落とさないことだと思っているけど、楽曲にお金を落とさない理由は、今のところ自分の中で思いつかない。いい仕事をしたならば、相応の利益を得るのは間違っていないと思う。

だから、楽曲がいいものである限り、私はそれを一つのコンテンツとして楽しませてもらうことにしたよ。

ひとつのコンテンツ、というのは、「ヒプノシスマイクの看板を外しても通用するもの」って意味だね。

このあたりのこと、もう少し深く後述するかもしれない。別のまとまり方をしたらしないかも。

 

さて、本題に入る前に、前回の記事について少し触れさせてください。


yakisyake-mic.hatenablog.com

 

読んでくださったみなさま、有難うございます。

こんなぽっと出の記事でもそれなりの閲覧数が日々あるので、それだけ、ヒプノシスマイクというコンテンツが大きく、ファンが動いているのだということを実感しました。

もともとは自分が考えを整理するためだし、色々な意見があると思うけど、結果的に誰かの役に立ったならば書いた甲斐があったと思います。

 

では、本題。

「楽しめる部分(主に楽曲)は引き続き楽しみ、不安要素の強い部分(コミカライズをはじめとした脚本・公式の運営方針)は一定の距離を置く」

にあたって、受け入れる部分、受け入れない部分を取捨選択する必要がある。

この先は、それをきちんと整理していきたいと思う。

まず、今、整理整頓して取捨選択しないといけない項目はこうだ。

 

ヒプノシスマイクに関する楽曲

・コミカライズをはじめとしたストーリ媒体

・コラボなどをはじめとしたグッズ展開

・声優、及び声優の活動

・公式の動き

 

最後だけ赤文字にしたのは、これは現段階で判断するのが非常に難しいと考えているからだよ。

ところで、上記の項目から、"私にとって"捨てるのが簡単なものがある。

グッズ展開だ。(物理的な意味じゃないよ)

 

そもそも、グッズを買う、というのは大体が「好き」の気持ちの反動だ。

好きな作品のグッズを買い、私はこれだけこの作品が好きだ、と気持ちを満たす。

または、好きな物に囲まれたいと、たくさんのものを揃える。

そして中には、周りの人(同士)にアピールしたい、などと言う人もいるだろう。

きっと、こればっかりはオタクの性だね。

 

なら、それ以外でグッズを購入する理由とは何か。

公式に貢ぎたい、あるいは、コラボ先の「何か(シリーズとか、店舗とか)」がもともと好き、それだけだろう。

私は今、"ヒプノシスマイクの公式"には、「貢ぎたい」と思わなくなっている。

だから、もしグッズを買うことがあれば、よほどそのデザインが気に入ったか、キャラクターへの愛が止まらくなったか、だ。

なので、もう基本的にグッズはスルーでいいかなと思ってるよ。

グッズを買わなくても、推しへの気持ちが消えるわけではないと思ってるからね。

二次元キャラは、グッズを買うことくらいでしか金銭的に推しを支援する方法がないことが、難しくも悲しいところだね。

 

ということで、グッズを抜いた残りの項目を、今後作品と付き合う上で、捨てるものと捨てないものに分けていく。

 

■今後も捨てないもの

ヒプノシスマイクに関する楽曲

・声優、及び声優の活動

 

■今後は捨てるもの

・コミカライズをはじめとしたストーリ媒体

 

こうなる。今更、整理する必要もない結果だね。

 

捨てないものから順に理由を掘り下げていくと、

楽曲は前述した通り。

アーティストはいい仕事をしていて、曲はヒプノシスマイクというコンテンツから切り離して聞いても十分いいものだ、と考えているからだよ。

そして、二つ目の中の人の活動について。

これも、一郎の中の人が最近また少し騒がれたりと、一部では問題視する声があるけど、

私は、声優はあくまで声の仕事をする人なので、ちゃんと仕事をしてくれていれば、中の人がどうとかは関係ないと思っているよ。前回に書いた記事でもそんなことを書いた。

ただ、ヒプノシスマイクはキャラクターと中の人の距離がとても近いから、割り切るのは難しい、とも思う。各ディビジョンのキャラクターは、声優が二次元で生きるための仮の姿、といっても過言じゃなさそうだしね。

こればっかりは、もう受け手が自分で判断するしかない問題だと思う。

ひとつだけはっきりと思うのは、声優に自分の考えを押し付けるのは違うんじゃないかということ。

 

ヒプマイの騒動の前にも、とある声優さんが「ファンサービスは仕事でやってます」って言って炎上したことがあったね。それと同じ方向の問題だと思います。

私は、上で言っている通り割り切っているタイプなので、その声優さんが炎上した時も「"この人は"そういうスタンスの人なんだ」としか思わなかった。

でも、その言葉に対して「そんなことをファンが聞こえるところで言うのはプロ意識が低い」という人の意見もわかる。「声優」を「サービス業」と捉えた場合、その声優さんが発した言葉は、運転業の人が「安心安全の運転を心がけますが、それは仕事だからです」って言うようなものだからね。

ただ、例えばコンビニの店員さんが仕事でするサービスで、

事細かに聞いて欲しい人もいれば、必要最低限しか聞かないで欲しい人もいる、っていう、そういう話だと思ってるよ。

 

少し話を戻して、中の人の活動について支持するもう一つの理由は、これも単純で、声優さん方は間違いなくキャラクターを華やかにしてくれた、ということ。

各楽曲での煽り合いや、合間に入る笑い声。それだけでも、キャラクターの魅力が沢山出ています。

強いて言うならば、私はそれを期待し、そこへお金を落とします。

 

次に、捨てるもの。

コミカライズをはじめとしたストーリ媒体。これはもう言うまでもなく、今の段階では脚本家に期待できないからだね。

ただ、完全に捨てるか、っていうと、そうでもない。前回の記事でも書いたけど、脚本家に能力がない、というのはあくまでも個人的な物差しでの判断で、この先どうなるかは未知数。だから、一応、まだ暫くは各漫画、ドラマパートを追ってみるけど、もう駄目だと思ったらいつ切り捨ててもいいと思ってるよ。

それと、脚本家が過去に本を出しているから、もしかしたらノベライズの可能性とかもあるかもしれない。その時に、まだ読もうと思うだけの興味が残っていたら、読むつもりだよ。

せっかくお金を落とすなら、楽しめる部分は楽しむよ。自分の判断でやってることだからね。

 

残る、どちらのカテゴリにも入っていない「公式の動き」について

現段階で判断が難しいからだけど、良い印象はないよ

ここまでの文章の中で、このコンテンツの現状を否定したいならば、一番いいのは、もう公式に一切お金を落とさないことだと思っていると書いたけど、それは何故かって、多分、このままだと、過去に炎上が起きたコンテンツ同様、公式は運用資金が底を尽きない限り、今の状況を一過性の物として先のスケジュールへどんどん進めていくと考えているからだよ。

あくまで予想だけどね。公式サイトのサイレント修正の経緯からしても、そうなる可能性が高いと考えているよ。

でも、万が一、ということがある。未来のことは、予想こそ出来ても、100%分かることは無いからね。

だから、公式の動きは頭の片隅に置いておく程度に収める。内情わからないしね。

 

…と、今、自分の頭の中を整理すると、こんな感じになった。

要は、せっかく良いものがあるのだから、楽しめる部分だけ楽しむ事にする、ってことです。

ガチ勢にはなりません、で終わる話だね。

 

『世界を変えたければ、まず自分自身を変えろ』という格言がある。

自分以外のものは変えられない。でも、自分自身は変えることができる、という意味だ。

公式への不信感や不満を抱いて過ごすより、いい所もあるのだから、そこを楽しむのが自分にとって一番ストレスがない、と判断した。ドラマパートは無意識にスキップするようになった。

 

私はまだこのジャンルに出会って数ヶ月だけど、それこそ初期からずっと作品を追っていた人は、長く付き合ってきた分だけ、相当のダメージがあると思う。

近年のコンテンツで、そういったファンを大事にできるコンテンツは、あんまりないんじゃないかな、と思います。特に、女性向けでは。

 

自分の中で、大体考えがまとまったし、今回のブログで終わりにしようと思っていたけど、この先の出来事とか、2月に発売されるCDとかで書きたいことが出来たら、また書くかもしれない。

そして最後になりますが、ブログに書いてあることは一貫して、個人の意見以上の意味は持たないとご了承ください。

 

余談ですが、三郎の「ばーか」は何度聞いても可愛いです。

三郎はニコ生で声優さんが色々とキャラを形成してくれたのを見て好きになったし、二郎は楽曲が格好良くてとても好きだし、ブクロの三人は、兄弟が仲良くしているのを見て、一気に好きなりました。立ち絵だけ見てた頃は、ほかのディビジョンに比べて印象が弱いな、って思っていたくらい。

散々、脚本家に能力がない、と言っているけど、キャラクターの作り方は悪くないと思ってます。ちょっと自分自身から出しすぎてるけどね。メアリー・スーになっちゃってる。

キャラクターを作るのと物語を紡ぐのは、全く別の能力なんですよね。

逆に、ストーリーはすごくいいのに、キャラクターに魅力がない、っていうこともありえます。

 

そういうのが上手く噛み合った時に、素晴らしい作品が出来上がるんだろうなあ。